Cyberpunk:Edgerunners(と原作のゲームについて)

サイバーパンク2077というゲームがある。もとはサイバーパンク2020というTRPGで、その世界観と設定を下敷きに「ウィッチャー」シリーズのCD Project REDが手掛けるオープンワールドゲームだ。2013年だったかな、だいぶ昔に情報がE3かなんかで公開されてから筆者がずっと発売を心待ちにしていたゲームであった。

あった、という過去形なのはとうにそのゲームは完成(?)し、発売までこぎつけているからだ。具体的には2年以上前の2019年に。まあそれだけではないが今は置いておくとして、今回はそのゲームを原作に「天元突破グレンラガン」「キルラキル」「プロメア」などで名を馳せるあの「TRIGGER」がアニメ化した作品「サイバーパンク:エッジランナーズ」の感想…とそれを見て改めて感じた原作ゲームについての所感をぐだぐだと述べていく。

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サイバーパンク:エッジランナーズの感想

サイバーパンク:エッジランナーズは王道ボーイミーツガールものである

まず、簡潔に序盤のあらすじをまとめる。国家をしのぐ規模にまで巨大化した大企業が牛耳り、貧富の差がすべてを決める街であるナイトシティ。

その一番の企業であるアラサカ社のアカデミーに通う少年、デイビッド・マルティネスは限られた富裕層のみが通うことができるエリートスクールであるアカデミーに、恵まれない生まれでありながらも通い、ある程度優秀な成績を修めていた。金持ちの上流階級の子息であるクラスメートとは馴染めず、嫌気がさして母親と衝突することもあったが、片親ながら高額な学費を納め、才能のある息子がアラサカの社員として安定した暮らしをすることを夢だと語る母の前にいつも矛を収めていた。

しかし、ある時に母親がギャングの抗争に巻き込まれ死亡してしまう。デイビッドの学費や、そもそも高額なナイトシティの生活費で常に自転車操業であった家庭に貯金などなく、デイビッドは母の喪に服する間もなく家すら追い出されてしまう。

一瞬にしてすべてを失ったデイビッドだが、母が遺した遺品の中から軍用の強力な身体強化インプラントを発見し、それを自らにインストールしてしまう。そして、それに目をつけたルーシーという女に出会い、彼女と非合法な仕事を共にするようになりデイビッドの人生は一変していく。

 

全然簡潔にならなかった。とかく貧困家庭(NC比)に生まれながらも温かくわりと普通に育てられたデイビッドという少年が転落して悪辣なナイトシティの現実を知り、そこからなんとか足掻くということと、そこにルーシーという女が大きく影響を与えるということが大事だ。

 

結局この項で書いておきたいことは、この作品はネオサイタマもニッコリの暗黒メガコーポ蔓延るマッポーめいたナイトシティ(そういえばニンスレアニメもTRIGGER、もっかいちゃんと作らない?)で、驚くほど王道かつピュアなボーイミーツガールものをやっているということである。サイバーパンクといえば人とテクノロジーの融合やそれによる社会の変容などが重要なテーマに挙げられる(諸説あり)と思うのであるが、少なくともこの作品は堂々とサイバーパンクと題に冠してありながらそのあたりは二の次だ。決して軽視しているわけではない。後述するがちゃんと重要な展開の1つとしてある。しかしあくまで主題として据えられているのはデイビッドという少年がルーシーという女に出会いその人生を大きく変えていく様であると見た。PVにも出てくる

この世界で名を残す方法はどう生きるかじゃない、どう死ぬかよ

というセリフからもそうトンチキなことはいってないんじゃないかと勝手に思っている。これはネタバレだが(反転)6話以降のデイビッドとルーシーの互いに思い合うが故にすれ違ってゆくところなんてイマドキ珍しいくらいの純粋な男と女の話じゃないか。

なんだかまるで否定してるような書き方になってしまったが、決して否定はしていない。退廃極まるナイトシティでやるからこそ輝いて見えるし、より印象的になると思う。そも先ほど宣ったサイバーパンクは人と技術が云々なんてのはもう80年代から世界中で散々やりつくされてきたいわば使い古しのテーマである。今更やったところで喜ぶのは死にながら生きてるカビの生えたSFオタクだけである。事実この作品はゲームやってない人にも受けてるようであるし、(執筆時点でNETFLIX日本5位)大正解のテーマだったのだろう。

もちろんSFオタクにもうれしいテーマも

先にボーイミーツガールが主軸であると述べたが、もちろん、ちゃんとサイバーパンクアニメとしてのテーマもある。「サイバーサイコシス」という、インプラントを入れた人間が発狂する病気についてだ。

TRPGではどういう扱いかまでは知らないが、ゲーム本編にも登場している設定だ。しかしゲームでは討伐対象の敵Mobとして登場するというのが主なところで、細かいところはフレーバー程度だったように思う。今作ではそこにメスが入り、ナイトシティにおいて底辺から成りあがるにあたって必須といえるインプラントと、そこについて回るサイバーサイコシスとして発狂して凶暴化するリスクの話が第2の軸としてある。この世界においてインプラント強化とは、「人間性コスト」というイカにもなものを代償として支払うことになるらしい。インプラントを入れる、また使用するにあたって人間性コストをどれほど支払うことになるかは個人差があるらしく、またデイビッドはそれが少ないために、屈強な軍人でもすぐに発狂する劇物である超強力な軍用インプラントを使用できる、というところから物語が動いていく。

テセウスの船と言うが、ある人Aが体のほとんどを別のものに入れ替えてしまったらそれはある人Aと呼べるのか、という話。このサイバーサイコ問題においては体をインプラントに置換するごとに人間から遠ざかっていく、ということだろう。

ちょっと、というよりだいぶネタバレになるので嫌な人やもし本編を見てない人はさっさとブラウザバックして素晴らしい本編を見てきてほしい話をするが、デイビッドの師匠兼父親のような人物として登場するメインというキャラクターが物語の中盤でこれを発症する。サイバーサイコシスとなり果てたメインはおそらく若いころ、ナイトシティのサイバーパンクになる前の原風景であろう砂漠を彷徨う幻覚を見ることになるのだが、身体改造の果てに人間性を失い凶暴化してから見る風景が人間だったころの幻覚とういのは実に皮肉である。最終盤ではインプラントへの耐性が高いのをいいことに身体のほとんどをインプラントに置き換えたデイビッドもこれを発症するが、彼もまだ母親と暮らしていたころの幻覚に侵されることになる。

しかし、このテーマも小難しいSFや哲学の話に依りすぎることはなく、今作においてのこのテーマ自体は主人公デイビッドの暗喩ともいえるだろう。

デイビッドは母親と暮らしていたときから、その行動原理に自我がない。序盤では母の夢のため、中盤からはメインの夢、最終盤ではルーシーの夢もそれに加わるが、結局最後まで自分に由来する理由によって行動することはなかった。デイビッドは最後まで他人の夢のキメラに過ぎなかったのである。もちろん彼らの夢を叶えたい、とすればデイビッドの夢でもあるし、本人もそう言っているが、ルーシーが最序盤に評したように

それって結局他人の夢じゃん

ということである。インプラントまみれになって人間性を失うデイビッド、他人の夢の集合体となってその命を燃やし尽くしたデイビッド、なるほどつながっているように見えてこないだろうか。それは結局デイビッドの夢なのか?

彼をそう評したルーシーも最終的には自分の夢よりもデイビッドを案じるようになるのであるが、最期までデイビッドはルーシーの夢のために生きた。そのすれ違いも美しいものじゃないですか。

高みを目指して派手にくたばれ

夢、というワードは今作の、というよりこのサイバーパンクという作品全体においても重要なキーでないだろうか。

人は当然、生きるからには上を向いて、夢をその胸に抱いて生きるものである。(と筆者は思う)見果てぬ夢、という言葉もあるように。

デイビッドはとかく、母グロリアはデイビッドの幸せ(としての出世)、メインはナイトシティのテッペンに(ゲームのV、そしてジャッキーもこれだろう)、ルーシーは月、というように登場人物の多くはその夢や野望のために大なり小なり動いている。

この作品の舞台であるナイトシティにおいて安定という選択肢は存在し得ない。行くとこまで行った超資本主義がまかり通るナイトシティはちょっと足を踏み外せばそのまま転落ルートまっしぐらだからである。最初に主人公デイビッドに身の丈を説いたタナカくんも親父の死後は身の丈が大きく変化することになっただろう。デイビッドのようななんとか中流といえるところに足をかけていた者も、ライフパスでコーポを選択した場合のVのようなカチグミであっても、少しのきっかけで底辺まで転がり落ちることになる、それがナイトシティである。そのため、人々は常に上昇志向で生きねばならないのであるが、そうした弱者の夢や野望を踏み砕いて強者がさらに上へ行くのもナイトシティではありふれた話である。

ナイトシティで安定に落ち着くことは難しいが、身の丈以上の夢を見た者はほぼ例外なくその代償を払うことになる。だからこそ、サイバーパンクの間ではどう生きたか、というよりも夢や理想のためにその命を散らす、「どう死ぬか」が語られるのである。さて、劇中でも登場し、ゲームでもよく立ち寄ることになる「AFTERLIFE」という酒場では、その死にざまが語り草となる「伝説」にちなんだカクテルがある。「デイビッド・マルティネス」というカクテルのフレーズこそ、「高みを目指して派手にくたばれ」である。ちなみにこのカクテルはアニメ配信前からゲーム内で売られていたという。そのためゲームプレイ済みの人でこのカクテルを覚えていた人は主人公の名前の時点で何かを察することになったとか。

ゲームプレイヤーをくすぐる完全再現ぶり

こうしてデイビッドが派手にくたばる生きざまを描いたエッジランナーズであるが、その舞台であるナイトシティの完全再現ぶりも素晴らしかった。なんせ劇中に出てきたロケーションの殆どはゲームを一通りプレイしたものなら「アレ? ここって…」どころか「あ、これあそこじゃん!」と一発で断定できるほどにゲームそのままで登場したのである。我々がVとして駆け巡ったナイトシティでデイビッドを始めとしたエッジランナーたちが生きている、と理屈でなく目と心で感じることができるのである。ロケーションだけでなく効果音から何から、完全にナイトシティがアニメになってそこにあったのである。慣れ親しんだブリーチプロトコルのUIを用いてセキュリティを突破し、耳慣れたホロコールに応えてワカコとやりとりし、デラマンのサービスが利用され、親の声より聞いた銃声でドンパチして、ゲームで聞いたラジオの音楽が流れるのである。世界への没入という点ではこれに勝る作品は存在しないのではないだろうか。よく見知った近所がロケ地となっているドラマを見るような気分とさえ言っている人もいるほどで、筆者としても同意できる。それほどにゲームそのままのナイトシティだった。

超余談だけど、尿バグ拾ったっぽいやつ面白かったよね。その後がアレだけど

TRIGGERとCDPRの完璧なバランス

本編についてはこのくらいにして、製作についての話をしよう。エッジランナーズ公開に際して公開されたインタビューにて、「脚本ドーン!設定ドーン!これで作って!絶対面白いから!」て感じのCDPRと「いや!アニメにするならこうだ!」のTRIGGERでわり(2年)と意見のぶつかり合いがあった(超要約)らしいことが明かされていた。

game.watch.impress.co.jp

記事によればとくに意見の違いが出たのがレベッカのデザインらしく、お出しされた本編ではわりとJapanese KAWAII(ナイトシティナイズ)な感じのデザインになっているが、これには当初CDPRがかなり難色を示したらしい。気持ちはわかる。そもそもの原典がわりとハードボイルド路線だし。本編での活躍はTRIGGERが喧嘩してでも押し通したのも納得の「ああ~TRIGGERだな~」というキャラクターだが、結果的には日本でも海外でも大受けなキャラになったのを見るに流石にヒットを飛ばしてきたTRIGGERの慧眼、というところだろう。しかし通に言わせればTRIGGERの原作付きアニメはこれまであまりよいイメージがなかったらしく、その壁を乗り越えたのもCDPRとTRIGGERの熱意がぶつかり合っていい感じに折り合った結果なのかもしれない。といっても筆者自身はTRIGGERの原作つきアニメを知らない、と書こうとしたがニンスレがあった。なるほどそうか。いやアレはそういう話じゃないか。

それはさておくとして、筆者のあまり深くないTRIGGER歴においても、わりとTRIGGERのアニメは情報を教えてくれるのではなく叩きつけてわからせてくるイメージがある。ちょっとなにを言ってるのかわからないが、考えるな、感じろ、というか。そんな雑というわけではなく丁寧ではあるんだけど。とにかく「サイバーパンク」のアニメは色合いはともかくとして向いてないんじゃ?と思ったことはあった。実際お出しされた本編もわりとそういうところはある。プレイ済の人やサイバーパンク好きには通じるだろうが音だけだと疑問符満載なこと間違いなしな「Intruction Countermeasures Electronics」こと「ICE」とか、サイバーウェアを特に説明なくいろんな名前で呼んだり、BDとかそのへんを出してくるあたりがそうだと思う。まあこれは公式の用語集読んでね、ということなのかもしれないし、実際そのあたりにただでさえ不足気味の尺を割いてたらここまでの傑作にはなっていなかっただろうから正解だと思う。

またそのあたりの説明すっ飛ばして、理解しなくても見られるとは思う。描写でわかるし、わからなくてもなにをしてるかは大体わかる。それに、「だいたいなんとか」程度でも世界に浅さを感じることは決してないと思うし、それはあの事細かなルルブをゲームに昇華してナイトシティを作りあげたCDPRの設定のなせる業だと思う。

つまり面白いの?

なんだかんだくどくどと書き連ねてきたが、サイバーパンク:エッジランナーズは最高に面白かった。近年見てきたアニメの中では五本の指、いや最高峰と迷うことなく言える。

世界観やストーリーはこれまでにいろいろと訳知り顔で抜かしてきたので割愛するが、ナイトシティのあのドギツいギラギラした雰囲気はTRIGGER(というか今石監督なのかな?)の色使いにばっちりマッチしており美術面でも魅力たっぷりだし、アクションも主人公の時間加速の特殊能力がカッコよく表現されている。退廃近未来メトロポリスたるナイトシティを地上波ではなくNETFLIX独占だからこそエログロ全開で描き切っており、だからこそピュアなボーイミーツガールというメインストーリーが映えるのだ。こんな素人の書き散らしに目を滑らせるより、実際にその目と耳と心でナイトシティに飛び込んだ方が話は早い。一刻も早くナイトシティに向かおう。

ただ1つだけ言うならば、サイバーパンク世界について全く知らないと没入するのが難しいかもしれない。まあそれも最初だけの話だと思うが、最初でハマれなければ切る人も多いだろうから、それはあまりにももったいないということでせめて公式の用語集には目を通して、欲を言えばどのハードでもいいからゲームを買って一通りナイトシティを観光だけでもしてから見ると面白さ2077倍だと思う。

アニメ見てゲームについて思ったこと(余談)

さて、ここまでエッジランナーズを大絶賛してきたわけであるが、ここからはその原作である2077について話をしたい。冒頭にも書いたとおり筆者はこのゲームは発表当時からとっても楽しみにしており、発売日を一日千秋の思いで待ち続けていた。自分語りをするが、筆者はサイバーパンクが大好きであるがサイバーパンク全盛期は知らない。その概念に触れたころにはすでに過去のジャンルであった。このゲームの原作のるるぶも今や日本語版の良品なんてプレミア価格で到底手も出なかった。今回新しく出るREDはぜひとも手に入れたい。ともかくいわゆる ”近未来SF” の世界がもはやレトロフューチャーと化して久しい現代においてはサイバーパンク、というよりSFが下火であると言わざるを得ないだろう。そんな中で名の知れたデベロッパが気合入れてつくるサイバーパンクゲーム、しかもあのウィッチャーを送り出したCDPRがだ。期待しないわけがない。当然発売日が決まった瞬間に予約(そういえば延期あったな)購入してその日に遊んだ。我々は6年も待ったのだ。

しかしそれほど心待ちにしていたのにも関わらず、実際のところそこまでハマらなかった。当時の筆者としては非常に理解しがたく、また悲しいことに。CS版、特にPS4が割と重大なバグの嵐で大荒れしていたのは悲しかったがそれとはまた別の話でだ。たしかに筆者もPS4版で購入したがそれはPS4版で購入したのが悪いのである。あの当時のPCでもわりとハイスペックを要求されるオープンワールドゲーがPS4でまともに遊べるわけないだろう。CDPRの対応は詳しくは知らないがそも発売延期もPS4のためのダウングレードが上手くいかなかったのが原因なんて話もあるくらい。それを調べもせずPS4で買って大騒ぎになるんだからあほな話だ。

話がそれた。とかくPS4版で購入したのとこのゲームにそこまでハマらなかったのはそこまで関係ない、と思う。バグの嵐はベセスダで慣れた。ベセスダと違うのはそもそもゲームの世界に引き込まれなかった。不思議だった。夢にまで見て待ち望んだゲームで、ストーリーやゲーム部分はともかくとしてオープンワールドで作られたナイトシティの作りこみ、こだわりは見事この上なかったし、期待以上の出来だった。でもなんかハマんなかった。当時は本当に不思議で仕方なかった。

そんなもやもやをわりとずっと引きずってきたのだが、このアニメを見てそれが氷解した。ただ自分がカビの生えたSFおたくだったと言うだけの話だった、というか求めてたものが違ったのだろう。結局のところ自分の理想がブレードランナ―(1982)だっただけで、それとは違うアプローチに勝手にがっかりしてただけだと思う。このゲームのメインテーマは情報だの技術だのあくびが出そうなところにはなく、退廃的な都市でそれでも上を向いて日々を生きる人々の生きざまだったのだろう。そりゃブレードランナ―みたいなじめじめした内向的なの期待してるのにトンだ街でも前向きに生きる人々と街を見ろって言われたらコレジャナイと思おうものだよな。ボクはずっと追ってきた~だの発売前に調べないヤツは馬鹿~と散々こき下ろすだのしときながら自分はこれなんだから涙が出てくる。オマエは何を見てきたんだ。

実際、アニメ見てからそういうものだと理解して遊んでみたら楽しかった。2年前あんなにハマらなかったのが不思議なくらいに。もちろんCDPRがパッチを重ねてゲームを遊びやすくできるように努力してるのもあると思うが、ナイトシティの人々の物語を素直に楽しむことができた。

そういう意味でも改めてエッジランナーズのアニメに感謝したい。2年越しの妄執を取っ払ってようやくちゃんとサイバーパンク2077を遊ぶことができる。先のアップデートでエッジランナーズ関連の追加もあったようだし、この先にさらなる追加コンテンツもあるという。それはPS4には対応しないそうなので、思い切ってハードも新調して初めから遊んでみるのもいいかもしれない。ああ、楽しみだ~。